本記事は、ニッキンONLINE PREMIUMで連載中の記事の転載です。
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1on1 の頻度は、チームの状況に合わせて以下のように実施するよいでしょう
部下の経験が浅かったり、配属されて日が浅いときは高い頻度で行うのがよいでしょう。さらに、上司も新たに配属されたときは、関係を構築するために高い頻度で行うのがよいでしょう。
1on1 の内容については、大きく2つの方法があります
上司と部下でメモを共有し、毎回、前回の振り返りをしながら仕事での困りごとやキャリアプランについて話をしていく方法です。さらに1on1 の前に準備として話したい内容のリストを作成しておきます。
広めの話題やキャリアプランについてその場で色々と会話しながら、話し合いをする方法です。質問には、以下のようなものがあります。
- ■最近の優先順位の高い仕事や懸念はある?
- ■なにか上司が知っておいた方がいいことある?
- ■これまで一番良かった上司ってどんなタイプ?
- ■あなたの将来キャリアプランに一番関係する今の仕事ってどれ?
どの方法をとるにしても、以下のような運用に気をつけるのがよいでしょう
- ■心理的安全性
部下に、「上司が自分の話を聞いてくれている、リスペクトされている、信用されている」という感覚を持ってもらうことが重要です。 - ■エネルギーと楽観
感情は相手に移ることが知られているので、上司は楽観的でエネルギッシュな状態で 1on1 に望むのが重要です。 - ■話すよりも聞く
著者の研究によると、だいたい部下が 50~90%話してもらうのが理想なようです。
この中でもとくに、「相手の話をどれだけ聞けているか」ということをメタ認知するのはとても難しいスキルです。そこで、教育工学の分野で紹介されているST分析を紹介します。
- (1) 30秒ごとに、「先生と生徒のどちらが中心の活動だったか」を判定し、 先生が中心なら Teacher の T、生徒が中心なら Student の S と書く。
- (2) マス目状の紙を用意し、時系列順に Tなら右に、Sなら上に1マスずつ進んでいくような折れ線を描く
- ■ 横に寝たグラフなら先生中心
- ■ 縦に起きたグラフなら生徒中心
- ■ 斜めに上がっていくグラフなら先生と生徒が交互に中心に入れ替わり
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この記事を書いたメンバー
水本武志
ハイラブル株式会社代表。カエルの合唱や人のコミュニケーションの研究が専門。 あらゆるコミュニケーションを調べたい。生物研究プロジェクト Project Dolittle もやってます。